医療の現場を総合的にサポートする
看護補助者(看護助手)のお仕事ガイド
どんなお仕事をするの?
看護補助者は、医療の現場で、看護師のサポートをする仕事です。
例えば、患者様の身の回りのお世話(食事介助、入浴介助、ベッドメーキングなど)、検査への誘導、メッセンジャー業務(検査物を回収後検査室へ運搬、カルテの回収、運搬)などがあります。
看護補助者は、医療業界の将来のためにも大変重要な役目を担う職業です。
資格は必要?
看護補助者として働く際には、資格は必要ありません。
高校を卒業し、「看護師になりたいけど、まず医療の現場を知ってみたい!」という高校卒業したばかりの看護補助者も、実際に慈愛会の病院で働いています。
資格は必要ありませんので、元気で明るく、思いやりのある優しい方、ぜひ慈愛会で働いてみませんか?
すぐに現場で働くの?
入職時には、患者様に対しての技術・資質を高めるための研修など、一定の期間研修を受けていただいた後、現場デビューとなりますので、何も心配要りません。
また、入職後も定期的に看護補助者研修やミーティングなどが行われます。
同じ職種の仲間が集まりますので、やりがい感を感じることができます。


看護補助者のキャリア開発
医療の現場では、医師や看護師が業務に専念できるように、専門知識や資格を必要としない看護補助者の必要性はますます高まっています。
介護福祉士への道
看護補助者として実務経験3年間以上かつ従事日数540日以上と、初期研修・実務研修を受講すると、介護福祉士(国家資格)の受験資格を得られます。(仕事を辞めずに、働き続けながら研修を受講できます。)
介護福祉士を取得し、慈愛会で患者様のために介護の知識を持って接していただけます。
【看護補助者から介護福祉士を取得したNさん】
私は、平成24年11月から今村総合病院に勤務しております。
以前勤務していた病院とあわせて3年看護助手として勤務しておりましたが、看護助手として勤務して、もっと専門的に患者様に関わることができないかという想いが強くなり、国家資格である介護福祉士という資格を取得したいと思うようになりました。
介護福祉士になるためには、看護助手として勤務しながら毎日時間を見つけて勉強しました。そして、今年、目標だった介護福祉士国家試験に合格し、平成27年4月から介護福祉士として勤務しております。
介護福祉士となり、知識が深まった分、介護力がつき患者様へ専門的な知識を持って関わることができ、やりがいを感じています。
看護師への道
慈愛会には、鹿児島中央看護専門学校があります。
看護補助者として医療の現場で実際に働いていただき、その後専門学校へ入学する道もあります。
専門学校では、入学後奨学金制度がありますので、金銭面を心配することなく、看護師としての道も十分に開けます。
【看護補助者経験後、鹿児島中央看護専門学校に進学したUさん】
看護助手として働きながら、看護学校に入学するために、時間を見つけて、かなりの勉強をしました。休みの日には図書館へ行き、勉強をしました。また、慣れてきたら、昼の休憩中にも勉強をするようにしました。その甲斐あって、平成27年3月に看護学校に入学することが決まり、4月から毎日頑張って看護の勉強に励んでいます。
私の好きな言葉に「夢は逃げない!逃げているのは自分自身!」という言葉があります。努力次第で夢は必ず叶います。
看護助手として勤務するということは、看護師と一緒に働くということで、仕事内容を近くで見ることもでき、看護師を目指す自分にとっては大変ためになりました。
3年間の学生生活でしっかり勉強をして、早く看護師として患者様をサポート・ケアしていきたいと思います。
「看護展望」メヂカルフレンド社 掲載
「一人ひとりを大切にした看護補助者の育成とキャリア開発支援」
慈愛会では、看護補助者は嘱託職員での入職になりますが、
概ね3年を目途に正職員として採用となります。
看護補助者として働いてみたい、看護助手という仕事に興味がある、病院で実際に働いている看護補助者の人を見てみたいなどありましたら、看護部支援室までお問い合わせ下さい。
統括看護部長が各施設の看護部長と連携し、皆様のご要望にお答えします。
平成29年度 看護補助者募集パンフレット