今村 英仁
いまむら ひでひと
公益財団法人 慈愛会 理事長 今村 英仁
慈愛会は、昭和9年5月5日、初代理事長 今村源一郎が、産婦人科医院を開設したのが始まりです。僅か数名で始まった当法人は、「患者様を肉親と思い、医療(ヘルスケア)の達人(プロフェッショナル)を目指す」ことを、「医療の原点は慈愛にあり」という一文の理念に掲げ、今日まで地道に地域医療に専念して参りました。
多くの地域の皆様に愛され、ご支援を戴きましたお蔭で、平成23年鹿児島県の公益財団法人の認可を受けました。
この3大事業を柱とする「公益目的事業」を遂行するのが当法人の役割です。
昭和、平成、令和と3つの年代を経て90年以上の歴史を刻むことができましたのも、地域の皆様がいつも温かく、時には厳しく叱咤激励を下さいましたお蔭です。法人を代表しまして心から感謝申し上げます。
さて、新型コロナ禍を経て、医療・介護・福祉分野はますます厳しい環境にさらされています。コロナ禍以前の平時の状態に戻ることはもうなく、全く未知の「ニューノーマル時代」に突入しました。これからの、未知の新興感染症に対する備え、今まで経験したことのない豪雨や地震などの不慮の自然災害に対する備え、さらに、中長期的に確実に進む少子化による人材不足にどのように対応するか等、諸々の課題に適切に対応すべく、当法人全ての事業所が事業継続計画(BCP)を立てて、しっかりと公益法人としての役割を果たしてまいります。
これからも「鹿児島県の保健・医療・介護・福祉・教育複合体」として地域になくてはならない存在であり続けたいと気を引き締めております。どうかご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。