アルコール依存でお悩みの方
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アルコール依存症(アルコール健康障害)とは
アルコール依存症という病気は、長年アルコールを飲用した結果、脳に「依存」という障害が生じ、正常な認知や判断ができず、結果として今まで送ってきた家庭生活や社会生活ができなくなる病気です。
かつては、50代前半には命を落とすことが多いものでした。現在では、老若男女を問わず多くの人がアルコール依存症という病気に悩まされ、日々の生活が困難となっています。
*「アルコール健康障害対策基本法」が平成26年6月に施行され、基本法第2条でアルコール健康障害は「アルコール依存症その他の多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害」と定義されています。
アルコール・リハビリテーション・プログラム
当院では、アルコール依存症の方のために多彩な内容の治療プログラムを実施しております。プログラムを通して断酒を継続するためのリハビリテーションを行い、アルコール依存症から回復することができます。お酒のない新しい生き方を目指しましょう。
プログラム参加までの流れ
アルコール学習会
アルコールについて正しい知識を学び、断酒継続を実現するための様々な工夫を学びます。
一緒にアルコール依存症について学びましょう。
対象者 | 当院を受診されている方 ○当院を受診・通院されていない方も参加できますので、ご連絡下さい。 |
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開催日時 | 毎週火・木曜日(週2 回) 10~11時 |
場所 | 谷山病院 B棟3F 第3会議室 |
テーマ(例)
- なぜ、アルコールや薬物をやめなきゃいけないの?
- 引き金→考え→欲求→私用
- アルコールとなじみ深いものとお別れしよう
- 合法ドラッグとしてのアルコール
- アルコールある生活からの回復段階~最初の1年間
- あなたのまわりにある引き金について
- あなたのなかにある引き金について
- 回復のために(信頼と正直さ9
- フリーテーマ
- 回復のために(社会復帰と仲間)
- アルコールによる身体の障害
- アルコールをやめるための三本柱~抗酒剤について
- 危険な状況を察知する
- 再使用を防ぐには
- アルコールの問題を抱えた人の予後
- 「強くなるより賢くなれ」
- これからの生活スケジュールを立ててみよう
- まとめ
アルコールミーティング
アルコール依存症の当事者が集まり、アルコールにまつわる体験談や日々の生活の話をし、断酒継続を実現するためのグループ活動です。仲間がいることで断酒を継続できます。
皆様の参加をおまちしております。月1回誕生会も実施しております。
開催日時 | 毎月2回 第2、第4木曜日 15時30分~17時00分 |
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場所 | 当院B棟 3F 第3会議室 |
家族教室
アルコール依存症者を抱えたご家族を支援する為のプログラムになります。
アルコール依存者という病気を学び、対応を検討します。ご家族の参加をお待ちしております。
ご家族の方ならどなたでも参加できます。
開催日時 | 毎月1回 第3木曜日 15時30分~17時00分 |
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場所 | 当院B棟 3F 第3会議室 |
飲酒習慣テスト
飲酒が生活の中心となり、大切な家族との関係や職場での役割も二の次になってしまっていませんか?
また、肝臓病や糖尿病、うつ病などの病気を患って、家族や医者からお酒を止めるように言われたことはありませんか?
以下のテスト項目に1つでも該当するようなら、アルコール専門外来の受診をお勧めします。
- いつも飲酒したいという欲求がある。
- 自分の飲酒を批判されると腹が立つ。
- 今日はビール1本、あるいは焼酎1合で止めようと思ってもそれ以上飲んでしまう。
- 休みの日は夕方から飲もうと自分で決めたのに、昼から飲み始める。
- 今日は休肝日(飲まない日)と決めたのに飲んでしまう。
- アルコールが切れるとイライラしたり、発汗や手の震えが出たりすることがある。
- 肝臓病や糖尿病、うつ病などの持病があるのに強い飲酒欲求があり、飲酒してしまう。
- 以前は釣りに行くなどの趣味があったが、今はアルコール中心の生活になっている。
- アルコールによって約束が守れなくなり、家族や大切な人との関係が悪化している。
- 勤務先に遅刻する、休むなどアルコールによって仕事に支障がでている。