平成28年度

  • 2022年12月13日

    平成28年度 新任看護師長研修会

    日時

    平成28年7月29日(金) 8時15分 ~ 17時00分

    受講者

     7名 (今村病院 1名、今村病院分院 2名、谷山病院 2名、奄美病院 1名、徳之島病院1名)

     

    講義①

    看護師長の役割について①

    ~看護が楽しくなる部署に変化させる看護師長になろう~

    講師

    今村病院分院 看護部長 久徳 美鈴

    講義②

    看護師長の役割について②

    マネジメントラダー評価と看護管理者の資質

    講師 看護部支援室 統括看護部長 中重 敬子
    講義③

    看護師長の役割について③

    目標管理・面接・コーチング

    講師 看護部支援室 統括看護部長 中重 敬子

     

    平成28年度 新任看護師長研修について

     

    【研修のねらい】

     平成28年度の新任看護師長研修受講者は7名であった。昇任して3ヶ月の時期は、看護師長として志高く昇任を受けたものの、実際管理業務を行ってみて、思うように動けない体験や役割を果たせるだろうかという不安がありジレンマが起きる時期でもある。慈愛会は5つの病院と1老健施設があり、毎年数名の看護管理者が誕生する。同じ慈愛会の昇任の仲間として、想いを共有し合い、不安を払拭し刺激され、新たに看護管理者としてやる気をだせるという意義がこの研修にはある。今年度の研修においても、時期的にも内容としても研修のねらいは達成できたと考える。

     

    【研修目的目標の達成度】

    1、看護師長としての役割と自覚、目標管理の実践について

     久徳看護部長から、看護師長としての役割を実践レベルで講義があり、看護管理者としての遣り甲斐感が理解できたと思われる。特に病棟ラウンドの大切さが理解できたのではないか。

    目標管理については、概念と具体的な方法について説明した。コーチングスキルを用いた育成面接の重要性も強調したことで、今後の方向性が見えたのではないかと考える。

     

    2、看護管理者としての能力と課題の明確化について

     看護管理者としての能力の前に、看護管理者としての資質7項目(35細項目)をもう一度再認識してもらった。資質ありきの看護管理者能力(専門能力・対人能力・概念化能力)を身につけることを説明した。概念化能力については、問題の本質を見極める能力を高めること。看護部の経営参画を視点に、看護の質向上のためのデータ管理が必要であることが理解できたのではないか。そのことに対する課題が認識できた研修になったと思われる。

     

    3、マネジメントラダーⅡについて

     用語の定義や必要な理論やフレームワークなどについて説明した。

     ラダーⅡの取得に向けて、今後取り組むことがある程度見えてきたと事後レポートから伺える。今後の取り組みを継続的に支援していくことが必要。

     

    【まとめ】

     自己の課題の糸口が見出せた29%少し見出せた57%だった。この昇任3ヶ月の時期としては、まだ看護管理者としての自己の概念が確立できない時期でもあり、この研修だけでは課題は見出せないが、グループワークの達成感は100%であり、意欲に繋がる研修となった。

     研修終了時に、全員が清清しい表情で帰って行かれ、主催者側として安堵した。スタッフを大事にできる、日本一の看護師長を目指して欲しい。

     

    平成28年9月末日

    統括看護部長 中重 敬子

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