日時 | 平成29年8月5日(土) 8時30分~17時30分 |
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対象者 | 今村総合病院・いづろ今村病院・谷山病院卒後3年目看護師、ラダー申請者 |
看護部長、副看護部長、看護師長、副看護師長、教育委員、その他 | |
参加人数 | 96名(今村総合病院:63名、いづろ今村病院:19名、谷山病院:10名、愛結:1名、本部:3名) |
講義 |
「危機的状態の患者・家族の看護~心に届く看護ケアを行うために必要な知識~」 |
講師 | 鹿児島大学医学部・副医学部長
堤 由美子 先生 |
慈愛会看護部 ラダーⅡ(後期)対象者(概ね卒後3年目)研修を実施して
慈愛会看護部はクリニカルラダーを構築しており、ラダー認定者は市内3病院では約82%となっており、看護職としての能力開発が順調に進んでいると思われます。クリニカルラダーで最も大事な段階としてのラダーⅡの後期は、概ね卒後3年目の看護師が対象でありますが、この時期は、新人のプリセプターという役割が課される時期であり、後輩の指導をしていかなくてはならない時期であります。
看護業務は、そつなくできる時期ではありますが、いわゆる『看護の心』をしっかり理論的に落とし込んでいかなければ、心に届く慈愛の看護とはならないと言えます。『心に届く慈愛の看護』を実践するには、常々氷山モデルで伝えている「氷山の一角」だけをとらえていては、本物の看護とは言えない。氷山の下の海にある部分の深い『想い辛さ』を把握し、人としての当然の反応を理解し、根拠に基づいたケアをしなければ『心に届く慈愛の看護』は到底できないのです。その看護の心を理論的に学習し、患者さんの人生の回顧にも関われるような看護師を目指して、後輩も育成できる看護師になって欲しいという願いをこめた研修を計画しているのです。
講師には、鹿児島大学医学部副医学部長兼教授の『堤由美子先生』にお願いし、「危機的状態の看護」を3段階に分けて講義していただいております。一日かけての講義と事例検討は長いようで短いと感じる研修となっております。受講生は、今後、心の届く慈愛の看護を探りながら実践していかれることだろうと思います。
平成29年8月10日
統括看護部長
中重 敬子
「開催の挨拶」
中重統括看護部長
~ 研修風景 ~
講義1:ストレスと発病による危機
講義2:発病により危機のプロセスの理解
講義3:発病による危機のプロセスに沿ったケア
講義4:再発・転移時の心理とケア
~鹿児島大学医学部・副医学部長 堤 由美子 先生~
グループワーク :学んだ講義を今後の実践にどう活かすか
≪ 集合写真 ≫
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