日時 |
第1回 令和元年9月28日(土) 8時30分~17時30分 第2回 令和元年10月8日(火)8時30分~16時00分 |
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対象者 | 今村総合病院・いづろ今村病院・谷山病院・奄美病院・徳之島病院・愛と結の街 副看護師長 |
参加人数 |
64名(今村総合病院:25名、いづろ今村病院:9名、谷山病院:16名、奄美病院:6名、徳之島病院:5名、愛と結の街:2名、法人事業本部:1名) |
講義(鹿児島開催のみ)
講師 |
「特定行為研修について」 「副看護師長のキャリアプラン」
慈愛会教育開発センター長 中重 敬子 |
講義
講師 |
「生産性の高い職場では、コミュニケーションを活性化するリーダーが存 在し、全員が一丸となって仕事にあたっている」 「リーダー」「チーム脳」「チーム脳」をつくる 「チーム脳を活性化する質問リーダー」
慈愛会統括看護部長 木佐貫 涼子 |
令和元年度 副看護師長研修を実施して
9月28日(土)56名が参加して副看護師長研修を開催しました。
また参加できなかった副師長8名(徳之島病院5名、奄美病院3名)を対象に徳之島病院にて研修を実施しました。
今年度は副看護師長のキャリアプランについて考える機会の講義と看護ケアマネジメントを日々行う副看護師長のリーダーとしての資質を向上させ職場を活性化する考え方を学ぶために「生産性の高い職場では、コミュニケーションを活性化するリーダーが存在し、全員が一丸となって仕事にあたっている」を視点に、カンファレンスを切り口に講義、グループワークを企画しました。
キャリアプランについては現在の状況から将来を見据えたプランを考える良い機会となっていました。事前レポートでまず実際に自分が企画したカンファレンスをレポートし研修に臨んでもらいました。清宮普美代氏:チーム脳のつくりかたを元に「チーム脳とは」「チーム脳の効果」「チーム脳を作る場づくり力」「意見リーダーと質問リーダー」について学び、事例を使いロールプレイしました。参加者を前のめりにする場づくりや自己のリフレクションの機会となり質問リーダーの大切さや難しさを実感できました。研修生全員が質問リーダーを体験するグループワークであり、会場では緊張しつつも笑顔で楽しく今後現場での様々なコミュニケーション場面で活かせる学びになったと思います。
「看護を語る」では陣田素子氏の概念化シートを用い、忘れられない看護体験から自分が大切にしている看護を可視化しました。個人の大切にしている看護の可視化を仲間に語ることを通して看護を語ることが自分自身の看護を振り返る機会となり語ることで再度大切にしている看護を概念化できる機会になりました。グループ全員で看護を語り合う声はトーンが段々と高くなりまだまだ話したい語り合いたいという印象でした。語るだけではなくそこには聴いてくれる仲間が必要です。
今回の研修は同じ役割を担う者同士での語り合いであり聴いてもらえたという満足感がありました。看護現場でこのような語りを続けていくことの大切さへの動機づけにもなり、現場のリーダーである副看護師長が率先してこのような場づくりをしていくことが看護の伝承や看護を可視化して伝えやりがいにつなげ看護の質が高まることに大きく影響すると思います。
アンケートでは研修やグループワークなど楽しく参加できたという意見が多く、日頃からもっと仲間同士でコミュニケーションをとりたいという副看護師長のニードがあると感じました。今回の研修を通して感じたこと・学んだことを現場の看護に活かして副看護師長が元気でやりがいを感じながら活躍してもらえることを期待しています。
統括看護部長 木佐貫 涼子
~ 研修の様子(鹿児島会場) ~
挨拶
木佐貫統括看護部長
講義
中重教育開発センター長
自己課題発表
タスク 中谷副看護部長
講義
木佐貫統括看護部長
午前:グループワーク「チーム脳を活性化する質問リーダー」
午前:グループワーク「看護を語る」
助言
中谷副看護部長
三角教育担当師長
生見教育担当師長
≪ 集合写真 ≫
~研修の様子(徳之島会場)~
~朝日と横断幕~
~グループワーク~
~看護を語る~
~集合写真~
日時 |
令和元年8月30日(金) 8時30分 ~ 17時30分 |
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受講者 |
6名 (今村総合病院2名、いづろ今村病院1名、谷山病院1名、徳之島病院1名 愛と結の街1名) |
研修目的 |
副看護部長としてのマネジメント力を高める |
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研修目標 |
1) シャドー研修後の看護管理実践計画に基づく実践報告(成功事例)を共有できる。 2) 真の問題を捉え看護現場の問題解決に積極的にかかわるための問題解決思考を理解する。 3) 看護師長育成の具体的支援を企画できる。
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講義 |
問題解決思考を学ぶ |
講師 |
慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子
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グループワーク |
副看護部長の役割 真の問題と問題解決(実践計画) 具体的企画案作成 |
タスク |
愛と結の街看護介護部長 原口 悦江 慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子 |
令和元年度 副看護部長研修まとめ
副看護部長は、看護部長から権限委譲された担当の業務を総括し、看護部長を補佐する役割です。副看護部長には、医療・看護を取り巻く社会状況を的確に判断し、様々な部門と調整を重ねながら、看護の充実を組織的に図る力量が求められています。管理者がどのような価値観をもち、どのように物事を捉え、どのように企画し、部下や関係者に働きかけチームを統制しながら「職務」を遂行するかによって、部署の風土、部下の育成、ケアの質や内容といった看護管理の「成果」が大きく左右されます。
慈愛会看護部では、平成27年度から副看護部長研修を開催しており、副看護部長に必要な知識やスキルについて共有を図り、現場教育の責任者として、看護師長・副看護師長・スタッフの成長を促すための教育的な視点を深めてきました。平成30年度は慈愛会法人内各施設で、副看護部長の役割を担う同じ立場のものとの交流研修を実施しました。自己の課題に気づき、今後強化すべき姿勢や手法について学びを深める機会とし、学びを今後の管理活動に具体的にどう活かすかを明確にしました。
今年度は昨年度研修後、明確にした自己課題にどう取り組んだのか、管理実践計画に基づいた実践報告および病棟運営のキーマンである看護師長育成に視点を置いた研修を実施しました。まず交流研修後の看護管理実践計画に基づく実践報告(成功事例)を各自発表し意見交換、1事例ごとに各自が考える良い点、今後検討を深めたほうが良い点を述べ合いました。活発な意見交換によってさらに高めていく点やお互いの取り組みに刺激され今後の自己の取り組みに活かそうとする姿勢が見受けられました。集合教育や現場での交流研修は1回開催でありいかに現場で学びを活用実践していくかが管理能力の向上につながります。実践報告では各副看護部長が現場で学びを活かし実践し役割行動を発揮していることがよくわかりました。
病棟運営のキーマンである看護師長育成に視点を置いた研修では、公的集団である「看護師長会議」に焦点を当て、真の問題を捉え看護現場の問題解決に積極的にかかわるための問題解決思考を学びました。6人の副看護部長が現在問題と考えていることを付箋に記入しそれに原因結果のつながりを持たせ全体構造にして、本当に変えるもの真の問題は何か、変えた姿は(あるべき姿)は?どうやって変えていくかなど考えを述べながら協働思考していました。まだまだ深堀出来るまで時間不足でしたが、副看護部長の立場でとらえる現在の真の問題が明らかに出来ました。
「久しぶりに時間をかけて深く考えた」「こういう方法で協働思考していけば問題解決につながる」「現場で少しづつ出来ることから取り組んでみたい」など感想を述べていました。本研修はマネジメント力を向上することですが、様々な機会を通し学び自己の能力を高めることそしてそれが達成感につながることで副看護部長が元気になる、やりがいを実感できることにつながります。今後自ら看護管理を楽しめる一助になったのではと考えます。
令和元年度 8月末日
慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子
~ 研 修 風 景 ~
アイスブレイク
シャドー研修後の取り組み(成功事例)に学ぶ
講義 「問題解決思考を学ぶ」
グループワーク
~参加者全員で集合写真~
日時 | 令和元年8月10日(土) 8時30分~17時30分 |
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対象者 | 今村総合病院・いづろ今村病院・谷山病院卒後3年目看護師、その他希望者 |
参加人数 | 73名(今村総合病院:41名、いづろ今村病院:18名、谷山病院:10名、愛結:2名、本部:2名) |
講義 |
「危機的状態の患者家族への看護」 |
講師 | 鹿児島大学医学部保健学科 地域包括看護学講座精神看護学
教授 堤 由美子 先生 |
慈愛会看護部 ラダーⅡ(後期)対象者(概ね卒後3年目)研修を実施して
クリニカルラダーⅢは、概ね卒後3年目の看護師が対象でありますが、この時期から、新人のプリセプターという役割をはじめ、後輩の指導をしていかなくてはならない時期になってきます。看護業務の優先度を考えながら、おおむね業務できるようになってきた時期ではあります。しかし、いわゆる『看護の心』をしっかり理論的に落とし込んでいかなければ、対象の心に届く慈愛の看護とはならないと言えます。『心に届く慈愛の看護』を実践するには、常々氷山モデルで伝えている「氷山の一角」だけをとらえていては、本物の看護とは言えません。氷山の下にある深い部分、『想いや辛さ』を把握し、人としての当然の反応を理解し、ケアをしなければ『心に届く慈愛の看護』は到底できないのです。その看護の心を理論的に学習し、患者さんの人生の回顧にも関われるような看護師を目指して、後輩も育成できる看護師になって欲しいという願いをこめた研修を計画しています。
今年度も講師には、鹿児島大学医学部保健学科教授の『堤由美子先生』にお願いし、「危機的状態の患者家族の看護~心に届くケア~」について、悲嘆のプロセスを詳細に、また実際の事例と重ねながら講義していただきました。
一日かけての講義と事例検討で、自分の対応した事例の看護を、振り返りながら学習し原点に立ち戻る機会です。講義を通して危機的状態にある患者さんの心理は当然の反応や行きつ戻りつの状態であり、あてはめたり決めつけてかかわるのでなく、そのような状態にあることを受け止め心に届くケアを実践していくことを学ぶことが3年目のこの時期に意義深い研修だったと思います。
研修生のグループワークのまとめで「病いの物語の登場人物になれるように心に届く看護を実践していきたい」とありました。ケアの中で自分が登場人物になっているか、登場人物になるには講義で学んだ「患者の身近にいる看護者が患者に関心を寄せ、気遣いをもってかかわること、この関わることに伴う責任を引き受けること」具体的にどのようにケアすることなのかを再度振り返り、学習した知識を活用し、今後の看護にしっかりと生かしてください。先生の講義で学びました「堪忍袋の緒を解く声かけの例」を大切な学びとして実践に移せるようにと思い小さなカードにさせていただきました。折に触れ思い出し、一歩前に進んでほしいと思います。
令和元年8月10日
統括看護部長
木佐貫 涼子
「開催の挨拶」
木佐貫統括看護部長
~ 研修風景 ~
講義Ⅰ:心に届く看護とは?
講義Ⅱ:病の物語の一般的展開の仕方の概要
講義Ⅲ:病の物語の一般的展開の仕方
・・・発病による悲嘆プロセス
講義Ⅳ:発病による悲嘆プロセスに沿ったケア
講義Ⅴ:患者の悲嘆プロセスに関わる看護者のケア
~鹿児島大学医学部保健学科地域包括看護学講座精神看護学教授 堤 由美子 先生~
グループワーク :学んだことを今後の実践にどう活かすか
≪ 集合写真 ≫
日時 |
令和元年年7月26日(金) 8時30分 ~ 17時30分 |
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受講者 |
3名 (今村総合病院 1名、いづろ今村病院 1名、徳之島病院 1名) |
講義① |
看護師長の役割① マネジメントラダー評価と看護管理者の資質 |
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講師 |
慈愛会教育開発センター長 中重 敬子 |
講義② |
看護師長の役割について② 面接・コーチング |
講師 | 慈愛会教育開発センター長 中重 敬子 |
グループワーク |
看護師長が元気になる -視野を広げ具体的に見てみよう- |
講師 | 慈愛会統括看護部長 木佐貫 涼子 |
令和元年度 新任看護師長研修について
今年度は、今村総合病院1名、いづろ今村病院1名、奄美病院1名の計3名が研修受講した。3名のうち2名は同病棟で副看護師長を経験したのちの昇任であり、1名は同病院内のこれまでの病棟と異なる部署への配属であった。それぞれが昇任して間もない時期であり、前任者の看護師長の管理を引き継いで取り組むとともに自分が実際に看護師長として改善に取り組むべき問題を明確にしながらチャレンジして悩みながらも前向きに取り組んでいる時期であった。
まずアイスブレイクののち「壁にぶつかっている思いを吐き出そう」というテーマでタスクの進行によって進めた。副看護師長の立場と看護師長の立場では視野の広さや視点の違い、これまで理解していたようで理解できていなかった看護師長の業務の多さや副看護師長としての役割の重要性などを実感していた。3名であったがそれぞれの悩みや実際の活動をお互いに理解しあったり相談したりのコミュニケーションも積極的であり有意義なグループワークであった。
午前中の講義では看護師長の経験を通して理解できることが多く、具体的事例では日々実感している場面が浮かんできてどのように取り組めばよいのかなどの悩みのヒントが多く得られていた。
看護管理者に求められる資質を理解した上で今後の役割行動に活かすと意識できていた。
午後からは「看護師長さんが元気になる 視野を広げ具体的に見てみよう」というテーマでワークを進めた。看護師長のビジョンを確認していくプロセスを行い、慈愛会全体を理解し、慈愛会法人の目標から自病院の目標、病棟の目標の関連性を理解し現在進めているBSCシートまで一連を理解して自分のビジョンとして落とし込んでいった。全体から部分を見てまた全体を見るということができた。
管理者としての知識をまず増やすこと、その上で様々なデータを収集している意味や意義、データを活用する意味などを理解し明日からの経営への参画に自分なりの自信や知識を得た判断ができることで少し元気になることを目指した。運営会議や病院から出されるデータの意味について資料等を使い理解に努めた。これまでのデータの見方が変わり自部署のスタッフが一丸となって取り組めるデータ活用につながるのではないかと考える。
病院から自部署にあずかっている部下を明記してもらい「人財」となるための支援として教育は重要課題であり、クリニカルラダーを重視するために一覧表の実態を理解し今後個々への教育支援について示唆が得られていた。ヒト、もの、金、情報など資源を活用して少しづつ前進できるように具体的活動につながったと実感した。
副看護部長、看護師長のタスクの援助をもらい有意義な研修となった。今後現場で日々の管理業務に携わる基本的知識ややる気を高める研修となったと考えるので現場で知識を活用して管理者としての能力を高めていけることに期待できる。
令和元年7月末日
慈愛会統括看護部長 木佐貫 涼子
~ 研 修 風 景 ~
アイスブレーキング:自己PR
グループワーク①:看護師長となってぶつかっている壁~想いを吐き出そう~
講義 看護師長の役割について
①マネジメントラダー評価と看護管理者の資質
② 面接・コーチング
≪ 講師 中重教育開発センター長 ≫
グループワーク
看護師長が元気になる-視野を広げて見てみよう-
≪講師 木佐貫統括看護部長≫
受講中の様子
~参加者全で集合写真~
日時 |
令和元年10月19日(土) 10時10分~12時30分 |
対象者 |
看護学校教員・いづろ今村病院・今村総合病院・谷山病院・愛と結の街の臨床指導者、
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参加人数 |
66名(看護学校3年課程;12名、看護学校2年課程;4名、いづろ今村病院;11名、
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テーマ |
看護を伝承するには ~病棟全体で学生を育てる~ |
発表1 発表者 |
学生に影響を与えた実習指導 鹿児島中央看護専門学校3年課程 井上 美奈子 |
発表2 発表者 |
地域包括ケア病棟での事例 いづろ今村病院 |
発表3 発表者 |
当院での学生指導の試み いづろ今村病院7階一般病棟 岩切 郁美 |
発表4 発表者 |
精神科急性期病棟における臨床指導現場での取り組み 谷山病院A3病棟 轟木 幸一 |
発表5 発表者 |
臨床指導体制を整える取り組み 今村総合病院A棟8階病棟 竹内 満里奈 |
発表6 発表者 |
よりよい実習環境を目指して 今村総合病院BC3階病棟 蒲池 智弘 |
第2回臨地実習指導者・教員合同研修を終えて
第2回臨地実習指導者・教員合同研修に参加させていただきました。学校からの発表を聴き、学生が現場の環境や指導に対してどのように感じているのかを知ることができ、良い側面だけでなく悪い側面の意見も知ることが出来ました。丁寧な指導などの良い面は今後も継続していき、改善して欲しいという内容については、今後の臨地実習指導者委員会の活動の中で協議していき、より良い実習環境の構築を目指していきたいと思いました。
また、学校からだけではなく、いづろ今村病院や、谷山病院からの発表でもあったように、学生を名前で呼ぶことで、学生がチームの一員と認められていると感じることが出来たり、相談しやすいと感じたりする事を再度認識することが出来ました。名前で呼ぶという関わりが、学生のモチベーションアップや効果的な学習につなげる大切な関わりであると考えるため、今後の指導に活かしていくだけではなく、指導に関わるスタッフへも、伝達していき広めていきたいと思いました。
最後に今年度の取り組みとして、学生の直接的な意見を聞くために実習終了後アンケートの改訂や、提出方法を手渡しではなく、回収BOXへ変更する等の活動を臨地実習指導者委員会のメンバーで行っており発表させて頂きました。発表後の意見の中で実際に学生が病院の中にいる状況では直接的な意見は記載しづらい事が多いという意見もいただきました。
学校で行っている実習終了後アンケートには、学生からの直接的な意見が書いてある現状があることから、学校側が行っているアンケート調査の内容を把握させていただき、病院と学校とで連携を取りながら、学生の声が聞ける方法について協議し、実際に出た意見について改善案や解決策等を考え実行し、よりよい実習環境の構築を目指していきたいです。
今村総合病院 BC3階 蒲地智弘
~研修の様子~
テーマ発表
発表1 鹿児島中央看護専門学校3年課程
「学生に影響を与えた実習指導」
発表2・3 いづろ今村病院
「地域包括ケア病棟での事例」「当院での学生指導の試み」
発表4 谷山病院
「精神科急性期病棟における臨床指導現場での取り組み」
発表5・6 今村総合病院
「臨床指導体制を整える取り組み」「よりよい実習環境を目指して」
日時 |
令和元年7月12日(金) 8時30分 ~ 17時30分 |
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受講者 |
7名 (今村総合病院 1名、いづろ今村病院 1名、谷山病院 1名、 奄美病院 3名、徳之島病院1名)
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講義① | 「管理・指導者の役割~最前線で実践するために~」 |
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講師 | いづろ今村病院 看護部長 藪下 和代 |
講義② | 「管理・指導する立場の資質~副看護師長の資質を磨くために~」 |
講師 | 慈愛会教育開発センター長 中重 敬子 |
≪ 研修のまとめ ≫
今年度は7名の新任副看護師長が研修に参加した。研修生の多くが4月昇任者であったが6月、7月に昇任した研修生もおりかなり緊張して研修に臨んでいた。研修前にアイスブレイクで緊張を和らげ仲間意識をもって研修に入れるよう環境を整えた。まず事前レポートにまとめてきた自己の課題について研修生全員が発表し研修の目的を自己で認識してもらった。
講義は管理・指導者の役割について、副看護師長としての資質を磨くための講義をしていただいた。講義での学びはグループワークや研修のまとめでも学びを共有する発表が多くみられ自己の学びにつながっていたと考える。グループワークの進行も自ら進んで行い、学びと今後の課題をそれぞれが付箋に記載し発表しながらワークを進め、それぞれが記載した付箋に関連性を持たせて新任副看護師長グループとして一つのストーリーにまとめることができ全員が真剣に参画していた。
午後からは先輩看護管理者の語りを企画し講義をお願いした。副看護師長の体験や看護管理者の悩みや困難克服への語りなど身近に感じ楽しく学べていた。昇任間もない副看護師長としての不安はあるが、ここに集まった同じ立場の者同士の研修は悩みの共有と今後への役割期待への臨み方等を得られていた。研修の最後のグループワークで「研修生の良いところをほめる」演習を行った。他者から自己の良いところをほめてもらい照れている様子もあったが、大変嬉しい感情を実感してもらった。他者とのかかわりで思いや考えは可視化して伝えることの大切さも実感してもらったので今後に活かしてもらえると考える。
研修後のアンケート結果では満足度も高く、緊張して臨んだが研修に来て良かったという反応であった。研修後のネットワークもつながりそうである。研修生のまとめのキーワードは「看護師長と二人三脚で継続的な支援と承認ができる副看護師長を目指す」であった。具体的役割行動につながっていくと期待できる研修であった。
令和元年7月末日
統括看護部長兼看護部支援室長
木佐貫 涼子
アイスブレイク 自己課題発表
籔下看護部長 講義
管理・指導者の役割~最前線で実践するために~
中重教育開発センター長 講義
管理・指導する立場の資質~副看護師長の資質を磨くために~
先輩看護師の語り
今村総合病院 飯ヶ谷副看護部長
今村総合病院 柏木看護師長
法人事業本部 木佐貫統括看護部長
グループワーク(午後)
「副看護師長として今後取組んで行くこと
~参加者全員で~
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