日時 |
令和元年8月30日(金) 8時30分 ~ 17時30分 |
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受講者 |
6名 (今村総合病院2名、いづろ今村病院1名、谷山病院1名、徳之島病院1名 愛と結の街1名) |
研修目的 |
副看護部長としてのマネジメント力を高める |
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研修目標 |
1) シャドー研修後の看護管理実践計画に基づく実践報告(成功事例)を共有できる。 2) 真の問題を捉え看護現場の問題解決に積極的にかかわるための問題解決思考を理解する。 3) 看護師長育成の具体的支援を企画できる。
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講義 |
問題解決思考を学ぶ |
講師 |
慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子
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グループワーク |
副看護部長の役割 真の問題と問題解決(実践計画) 具体的企画案作成 |
タスク |
愛と結の街看護介護部長 原口 悦江 慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子 |
令和元年度 副看護部長研修まとめ
副看護部長は、看護部長から権限委譲された担当の業務を総括し、看護部長を補佐する役割です。副看護部長には、医療・看護を取り巻く社会状況を的確に判断し、様々な部門と調整を重ねながら、看護の充実を組織的に図る力量が求められています。管理者がどのような価値観をもち、どのように物事を捉え、どのように企画し、部下や関係者に働きかけチームを統制しながら「職務」を遂行するかによって、部署の風土、部下の育成、ケアの質や内容といった看護管理の「成果」が大きく左右されます。
慈愛会看護部では、平成27年度から副看護部長研修を開催しており、副看護部長に必要な知識やスキルについて共有を図り、現場教育の責任者として、看護師長・副看護師長・スタッフの成長を促すための教育的な視点を深めてきました。平成30年度は慈愛会法人内各施設で、副看護部長の役割を担う同じ立場のものとの交流研修を実施しました。自己の課題に気づき、今後強化すべき姿勢や手法について学びを深める機会とし、学びを今後の管理活動に具体的にどう活かすかを明確にしました。
今年度は昨年度研修後、明確にした自己課題にどう取り組んだのか、管理実践計画に基づいた実践報告および病棟運営のキーマンである看護師長育成に視点を置いた研修を実施しました。まず交流研修後の看護管理実践計画に基づく実践報告(成功事例)を各自発表し意見交換、1事例ごとに各自が考える良い点、今後検討を深めたほうが良い点を述べ合いました。活発な意見交換によってさらに高めていく点やお互いの取り組みに刺激され今後の自己の取り組みに活かそうとする姿勢が見受けられました。集合教育や現場での交流研修は1回開催でありいかに現場で学びを活用実践していくかが管理能力の向上につながります。実践報告では各副看護部長が現場で学びを活かし実践し役割行動を発揮していることがよくわかりました。
病棟運営のキーマンである看護師長育成に視点を置いた研修では、公的集団である「看護師長会議」に焦点を当て、真の問題を捉え看護現場の問題解決に積極的にかかわるための問題解決思考を学びました。6人の副看護部長が現在問題と考えていることを付箋に記入しそれに原因結果のつながりを持たせ全体構造にして、本当に変えるもの真の問題は何か、変えた姿は(あるべき姿)は?どうやって変えていくかなど考えを述べながら協働思考していました。まだまだ深堀出来るまで時間不足でしたが、副看護部長の立場でとらえる現在の真の問題が明らかに出来ました。
「久しぶりに時間をかけて深く考えた」「こういう方法で協働思考していけば問題解決につながる」「現場で少しづつ出来ることから取り組んでみたい」など感想を述べていました。本研修はマネジメント力を向上することですが、様々な機会を通し学び自己の能力を高めることそしてそれが達成感につながることで副看護部長が元気になる、やりがいを実感できることにつながります。今後自ら看護管理を楽しめる一助になったのではと考えます。
令和元年度 8月末日
慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子
~ 研 修 風 景 ~
アイスブレイク
シャドー研修後の取り組み(成功事例)に学ぶ
講義 「問題解決思考を学ぶ」
グループワーク
~参加者全員で集合写真~
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