日時 |
令和2年9月26日(金) 8時30分 ~ 15時30分 |
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受講者 |
7名 (今村総合病院2名、いづろ今村病院1名、谷山病院1名、徳之島病院1名 奄美病院1名、愛と結の街1名) |
研修目的 |
副看護部長としてのマネジメント力を高める |
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研修目標 |
1) 自施設の看護サービス向上への事故課題を明確にし、行動できる 2)自施設の人材育成に積極的に関与できる 3) 自施設の看護のPRができる
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講義 |
チーム脳(協働思考)について学ぶ 副看護部長の役割発揮 働きやすい職場環境 今年度の看護部目標への参画 |
講師 |
慈愛会看護部統括看護部長 木佐貫 涼子 |
令和2年度副看護部長研修を終えて
慈愛会統括看護部長 木佐貫 涼子
9月26日(土)、かごしまオハナビルと徳之島病院(奄美病院と合同)をZoomでつなぎ、副看護部長研修会を開催いたしました。各施設の副看護部長が7名参加しました。
まず、研修の初めに自己紹介を自己が直近「嬉しかったこと」「楽しかったこと」「喜んだ」「満足した」「良かった」体験を語ってもらいました。全員、生き生きと部下が成長している姿や現在の施設の取り組みを通してやりがいや達成を職員が感じてくれていること、自施設のPRを考える過程でスタッフに自施設の強みを多方面から捉え、多くの強みに改めてづいて感動したこと等、発表制限時間を超過して話すなどまだ語る時間が欲しいといった様子でした。その体験を聴くことで各施設の情景や部下とのかかわりが見え感動し聴いている私達も嬉しい時間となりました。このような自施設の職員とのやり取りを明確にして感動し、たくさんの出来事のポジティブ体験を語ることは副看護部長としてのやりがいにつながっているものでした。日頃の役割行動が実った体験の語りではなかったでしょうか?
副看護部長の役割行動がフィッシュ哲学に通じていることも再認識できました。
昨年度より慈愛会の副看護師長が研修での学びを活用して「チーム脳を活かしたカンファレンス開催」に取り組んでいます。副看護師長支援を適切に・積極的に行い、チーム作りや課題へ取り組む成果へ影響することを学ぶために「チーム脳」について、今回は副看護部長が学びました。
仕事をやり遂げるとき、チーム一丸となって取り組み、皆が成果を実感することは仕事のやりがいにもつながります。様々な看護職員へのアプローチに使える仕組みです。
チーム脳を発揮するには「質問力」と「場づくり」が重要となり、今回は演習まで行えませんでしたが、今後一人一人が日頃意識して看護師長会や様々な場面で習得した看護管理スキルにしてもらうと大きな仕事につながると考えられます。
今年度、参加した副看護部長さんが元気で生き生きしていたように感じました。それは自己の取り組みの手ごたえを感じているからではと考えます。看護部長を補佐し中間管理者の人材育成の中心となる役割遂行に達成感があるのだと思います。
今年度の研修では2019年の実態調査結果(日本看護協会を資料「病院および有床診療所における看護実態調査」結果と看護職の働き方改革モデル提案に向けた今後の方針)を活用し、自施設のみの課題抽出でなく全国や社会の状況を把握しながら俯瞰して具体的課題をしていくことが重要であり今回はそれも再確認できました。現在、各施設は具体的な課題取り組み進行中です。今回の研修を活かし、様々なことに意欲的にチャレンジしていくことを期待しています。
~ 研 修 風 景 ~
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