令和4年7月15日(金)に、かごしまオハナビルで新任看護師長研修を開催し、今年度昇任した2名の看護師長が参加しました。
研修では、看護師長の業務量の多さを感じ、タイムスケジュールの調整に苦慮している状況や部署運営について報告・連絡・相談の重要性を考える機会、スタッフへの声のかけ方、他部署との協働の場面などコミュニケーションの取り方を大切にしていることが語られました。現場スタッフ、先輩看護師長や副看護部長、看護部長からのサポートに感謝していること、また感謝を伝えることも大切だと感じたことなど日々感じていることを語り合いました。
講義では、チーム医療として多職種を意識すること、正解を看護師長に求めるのではなくチームで考えていくこと、また常に“アップデート”していくことが求められることについて学びました。また、部署運営の勤務表を作成するプロセスに、労務管理や業務管理、安全管理、人材育成、施設基準等を考慮することを再認識し、法的な根拠や規則だけでなく、スタッフとの語らいを通しての関係性を築いていくことが部署運営には大切であることにつながったようです。
グループワークでは、看護記録による超過勤務の課題に向けて、今後の取り組みについて話し合いました。チーム医療として必要な記録を多職種で検討したことで記録の質改善につながったこと、行動制限の最小化に取り組んだことで行動制限による記録量の減少だけでなく、治療期間の短縮、看護の達成感にもつながったことが報告されました。目の前の課題だけでなく、その根本的な課題について考えていくことの大切さを学ぶ機会になりました。今回参加した2名の看護師長は、看護師長の役割について常に考え、組織を成長させていこうという前向きな姿勢や患者、スタッフと真摯に向き合う姿勢を大切にしています。これからの更なる活躍を期待したいと思います。
【開会挨拶】
【グループワーク】
~想いを吐き出そう~
【講義】
「組織が求める看護師長への期待」
【講義】
「労務管理とは」
【ディスカッション・グループワーク】
【令和4年度新任看護師長研修 集合写真】
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