令和3年8月27日(金)に第2回 心に届く慈愛の看護を語る会を開催して4カ月が過ぎようとしています。
各職場において感想等を伝え合う機会はあったかと思いますが、言葉にして伝え合うことが大事だと考え、慈愛会の新人・2年目・3年目の看護職員186名にエピソードに込められた思いがどのように伝わり、自己の看護観に響いたのかを言葉(文字)にしていただきました。
その言葉をポストカード集としてまとめ、慈愛会からのクリスマスプレゼントとして各施設の看護部長より受賞者の皆様にお渡ししていただきました。
次回は受け取った受賞者の皆さんから、想いを届けて下さった方へのメッセージや感想、受け取った時の様子などをご紹介いたします。
多くの方に「心に届く慈愛の看護」の想いが繋がることを願っております
令和3年8月27日(金)に第2回 心に届く慈愛の看護を語る会を開催いたしました。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るうなか、開催が危ぶまれました。
ですが、このような時だからこそ、スタッフ同士、日頃大切にしている看護を語り合い共有する場が必要だと考え、すべてを中止するのではなく何とか方法を工夫し、開催できないものかと思案を巡らせました。
多忙を極める法人内各施設からも協力を得て、無事に期日通り、開催することができました。
主催の看護部支援室長による開会挨拶、慈愛会今村英仁理事長の挨拶、選考結果発表、理事長講評以外は全て事前に収録し、新しい形での開催となりました。
第1部では入選13作品の作者による「エピソードに込めた想い」を、第2部ではクリニカルラダーレベルⅤのスタッフによる「心に届く慈愛の看護実践報告」を、それぞれ20秒ほどでスピーチしてもらい、支援にあたった副看護部長がスタッフにメッセージを伝えました。
選考委員のいづろ今村病院 黒野明日嗣院長は「現場で慈愛の心をもって看護・介護にあたって下さっているんだという事が大変強く伝わってきました」と感想を寄せました。
昨年に続き選考委員長をお引き受けくださいました詩人の三角みづ紀先生からは「去年、今年と、心に届く看護のエピソードを読ませていただきまして、とても大切なことを思い出させてくれる言葉に溢れているなと思いました」とのお言葉をいただきました。
最後の講評で、今村理事長は「患者さんやご利用者の皆さんに安心してもらう一番大事な心の部分を届けてくださる皆さんに大変感謝いたします。皆さんの心がその分、摩耗してしまわないように願いつつ、これから先もどうかよろしくお願いします」と慈愛会職員に労いの言葉とエールを送りました。
「第3回 心に届く慈愛の看護を語る会」を皆で一堂に会して開催できる日が来ることを願いつつ、より充実したリモートでの開催方法も模索し、継続して「慈愛の看護」の伝承に取り組んで参ります。
第3回心に届く慈愛の看護を語る会⇒プログラム
【第1部】
~~~ 開会の挨拶 ~~~
統括看護部長 木佐貫 涼子
今村理事長 挨拶
~~~ 総 評 ~~~
選考委員長 三角 みづ紀先生
~~~ 選考結果発表 ~~~
【最優秀賞】
「手」から伝わる看護の力 私の手は安心を伝えられていますか
今村総合病院 看護師 内山 政子 さん
【優秀賞】
裏技面会 ―コロナ禍で長期入院した母を回復に導いた愛ある面会法ー
鹿児島中央看護専門学校2年課程 専任教員 福元 重子さん
「毎日こつこつ一生懸命」 徳之島病院 介護技能実習生 チェリー ティンさん
~~~~~~ 表 彰 式 ~~~~~~
今村 英仁理事長 内山 政子さん
~~~ 選考委員代表挨拶 ~~~
いづろ今村病院院長 黒野 明日嗣先生
【第2部】
クリニカルラダーレベルⅤ 実践報告
心に届け! 応援メッセージリレー
いづろ今村病院 谷山病院 徳之島病院
愛と結の街 鹿児島中央看護専門学校 奄美病院
今村総合病院 法人事業本部
令和3年4月9日(金)に「心に届く慈愛の看護」エピソード選考会を開催しました。
12名の選考委員が、看護職員それぞれの「心に届く慈愛の看護」エピソード57編の中から13編を選出しました。
選ばれた13名の皆さま、おめでとうございます!
5月8日の「心に届く慈愛の看護」を語る会において、さらに入選作品13編の中から最優秀作品1編、優秀作品2編の発表を行います。
審査委員長は鹿児島県出身の詩人、三角みづ紀先生に務めて頂きます。
今年はどの作品が最優秀賞に選ばれるか・・・皆さん楽しみにお待ちください。
【入選作品紹介】
「裏技面会 ~コロナ禍で長期入院した母を回復に導いた"愛ある面会法”」
鹿児島中央看護専門学校2年課程 福元 重子
「最期を看取る事の大事さ」 今村総合病院 榎本 時子
「"手”から伝わる看護の力 私の手は安心を伝えられていますか」 今村総合病院 内山 政子
「怒りの感情を表出された患者様との関わりの中で考えたこと」 いづろ今村病院 仮屋 弥生
「クリスマスまでは生きたい ~スピリチュアルペインに悲嘆するKさんとの足跡」
いづろ今村病院 平石 敬美
「15分の別れ」 谷山病院 若松 りえ
「Aちゃんの旅立ち」 谷山病院 山元 祐子
「忘れられない患者 ~言語障害のある患者との会話~ 」 谷山病院 木本 桃夏
「反省のある人生を送る ~ご利用者から学び気づけたこと~」 愛と結の街 園田 加奈
「大切なことを教えてくれたSさんの言葉」 愛と結の街 加納 美紀
「認知症病棟の患者さん」 奄美病院 福原 雅子
「毎日こつこつ一生懸命」 徳之島病院 チェリーティン
「まだ届けられていない慈愛」 徳之島病院 桑水流 裕介
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
~~~いづろ今村病院 平石 敬美 さん~~~
お礼
今回、私のエピソードに対し、皆様から心温まるメッセージをいただき、深く感謝申し上げます。お一人、お一人のメッセージを読ませていただき、とても胸が熱くなると同時に、身の引き締まる思いです。
私は、これまでに一般病棟(外科・血液内科)・ICUで勤務をさせて頂きました。それぞれの病棟では、多くの患者様・ご家族と向き合ってきましたが、特にICUでは手術後や人工呼吸器で呼吸管理を受ける患者様、短時間の面会に来られるご家族へもっとご支援できることがあるのではと感じていました。その矢先、平成14年に緩和ケア病棟が開設されることになり、私は移動を志願しました。
ただ、それは患者様・ご家族を受け入れながら、「緩和ケアとは何か」と悩み苦しむ、日々の始まりでした。そして、着実に死に向かいながらも今を生きる患者と、ご家族を支える看護師としての自身の未熟さに気付かされました。そのような私に改めて「慈愛の看護」を教えて下さったのは、エピソードでご紹介したKさんです。それは、私の人生にとっても大切な時間であり、生涯忘れることはないでしょう。
現在、新型コロナ禍において緩和ケア病棟は、いかに患者様・ご家族を支援していくのか、大きな壁にぶち当たっています。そして、withコロナ時代、まさにその大切さ・重要性を感じてなりません。医療者として、患者様・ご家族の一番近くに寄り添うことのできる看護師として、私たちは日々揺れ悩み共に多くの道を歩くのだと思います。そして、その先にある笑顔を願い、これからも多くのスタッフと手をとり精進したいと思います。
本当にありがとうございました。
ポストカードを受け取った時の平石さんと
いづろ今村病院の看護管理室の皆さん♪
平石さんからのポストカード
令和2年5月9日(土)に第1回「心に届く慈愛の看護」を語る会を開催いたしました。
今回は新型コロナウィルス感染症の影響を受け中止か延期か検討いたしましたが、皆様のご支援をいただき、縮小しながらも開催することが出来ました。
理事長今村先生をはじめ、Webでの参加も含め選考委員の方々10名、入選者、聴衆者を合わせて40名ほどの参加となりました。選考委員は半数を看護部以外の医師や事務職の方にもお願いし、選考委員長は数々の賞を受賞されている詩人の三角みづ紀先生にお願いいたしました。
応募総数90編の中から先日選考された入賞作品13編の朗読発表と最優秀賞・優秀賞の発表、授賞式を行いました。
入選者自身の言葉で語られる言葉は、聴く者の心にまっすぐに届き、会場は感動につつまれました。
選考委員の今村総合病院長 帆北先生からは「慈愛会の理念である慈愛の看護が職員に浸透していると感じました」とお言葉をいただきました。
選考委員長の三角みづ紀先生は、北海道在住の為会場へのご来場は叶いませんでしたが、ビデオレターでお言葉を頂戴いたしました。「看護・介護職の皆さんそれぞれの想いや情熱があって、患者さんやそのご家族に寄り添っておられるという事に大変驚きました。すべてのエピソードが大変すばらしく悩みましたが3編を選出いたしました」とメッセージを頂きました。
3編にはそれぞれ三角みづ紀先生からの選評が添えられており、受賞された3名は誇りを感じられたのではないでしょうか。
今村理事長は総評で「目に見えない慈愛の心の部分が枯れることなく引き継がれていくようにしたいと改めて思います」と話されました。
今年度は参加人数や開催時間を縮小しての開催でしたがWebを活用して離島や愛と結の街ともつながり、慈愛会one teamで開催することができました。
次回は是非多くの方が会場に足を運んで「心に届く慈愛の看護」を聴いていただきたいと考えております。胸を打つエピソードを語り継ぎ〝慈愛の看護″を伝承し続けるとともに、看護職員の看護のやりがいやモチベーション向上に繋がることを心から願い、第2回、第3回と継続して取り組んでまいります。
【最優秀賞】
「今でも大事にしているAさんからの手紙」 グループホーム愛と結の街 石原 南 さん
【優秀賞】
「気付きの大切さ」 谷山病院 平松 秀明 さん
「慈愛が織りなす絆」 徳之島病院 芳田 真由美 さん
~~~~~~会場の様子~~~~~~
=開会あいさつ 木佐貫統括看護部長=
=朗読発表の様子=
=発表中の全体の様子=
=選考委員代表挨拶 今村総合病院院長 帆北先生=
=三角みづ紀先生より ビデオメッセージ=
=表彰状 授与=
=総評 理事長 今村英仁先生 =
第1回 「心に届く慈愛の看護」 選考会開催
令和2年4月10日(金)に法人内の看護職員から募集した「心に届く慈愛の看護」エピソード選考会が開催されました。
看護職員それぞれの「心に届く慈愛の看護」はどれも素晴らしく、心を打つ内容でした。応募総数90編の甲乙つけがたいエピソードの中から13編を選出致しました。
5月9日の「心に届く慈愛の看護」を語る会において入選作品13編の中から最優秀作品1編、優秀作品2編の発表を行います。
慈愛会マインドここにあり!5月9日の発表を楽しみにお待ちください。
【入選作品紹介】
「慈愛が織りなす絆」 徳之島病院 芳田 真由美
「ここでよかった」 谷山病院 生見 千鶴
「桜島を眺め思う日々」 いづろ今村病院 平石 敬美
「私は、あなたの人生に寄り添えていますか? ~遺影から感じ、学んだこと~」
愛と結の街 福満 貴幸
「今でも大事にしているAさんからの手紙」 愛と結の街 石原 南
「帰りたい場所」 谷山病院 内山 三緒
「気付きの大切さ」 谷山病院 平松 秀明
「安心出来る笑顔で」 愛と結の街 川元 真由美
「不可能を可能にした努力の人Iさん ~勇気とチャレンジ精神~」 徳之島病院 明村 としえ
「終末期患者・家族の最後の希望」 今村総合病院 福 七海
「笑顔を守ることの大切さを学んだ看護」 今村総合病院 小波津 武志
「外出への支援」 今村総合病院 鮫島 貴子
「クリスマスカード」 今村総合病院 有村 美保
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
令和2年5月9日、新型コロナウイルスが心配される中、第1回「心に届く慈愛の看護」を語る会を開催することができました。今回は感染対策の為、参加者を最小にして開催しました。
そのため残念ながら沢山の方に来場していただき、慈愛会の看護について語り合う機会が持てませんでした。
そこで、新人・2年目・3年目など約180名の看護職員に、エピソードに込められた思いがどのように伝わり、自己の看護観に響いたのかを言葉にしていただきました。その言葉をポストカードに書いていただき入賞者13名にお届けする企画を実施いたしました。
集まったポストカードは一冊のポストカード集にし、一人一人に関わった皆さんの思いが届くように心を込めてラッピングをし、各施設にお送りいたしました。
各施設では看護部長より受賞者に手渡ししていただきました。
次回はポストカード集を受け取った入賞者の皆さんの、受け取った時の感想や思いを届けてくれた方へのメッセージ、受けとった時の様子などをご紹介いたします。
多くの方に「心に届く慈愛の看護」の思いが繋がることを願っております。
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
~~~今村総合病院の皆さま~~~
この度は、賞を頂き有難うございました。多職種を含むチームで行った支援が、このような形で評価されたことを大変うれしく思います。
また、このような経験をさせて頂き、患者様・ご家族へ改めて感謝いたします。
新人・2年目・3年目看護師さんたちからたくさんのメッセージや感想を頂き、元気をもらいました!コロナ禍で大変な時期ですが、患者様・ご家族が少しでも笑顔になれるように看護していきたいと思います。
鮫島 貴子
ポストカードを受け取った時の鮫島さん♪
このエピソードは、私の原点ともいえるエピソードです。患者・家族の笑顔を守れる看護師でありたいと思いながらも、本当にこの支援は適切だったのか、日々疑問を感じていました。そのことが根底にあり現在のがん化学療法認定看護師になり、根拠と自信をもってケアを提供できるように看護を探求しました。
このエピソードを通して多くの方々の看護に素敵な影響を与えていれば幸いです。
皆様が感じたことや考えたことを読んで、私自身ももっと看護を深めようと感じました。
ありがとうございました。
小波津 武志
ポストカードを受け取った時の小波津さん
今回「心に届く慈愛の看護」のエピソードを書くにあたり、今まで自分の行ってきた看護について振り返る機会を頂いた事、評価して頂いた事、さらにメッセージを頂いた事に感謝の気持ちでいっぱいです。多忙な業務の中で、日々の看護を振り返る時間をあまり作れていない現状でしたが、今回の「心に届く慈愛の看護」を振り返り、自分の行ってきた看護の意味や患者様・ご家族への関わり方を見つめ直す良い機会となりました。
また、表彰して頂いた事で語る会へ参加させて頂き、他部署の方々のエピソードを聞く機会を頂きました。自分とは違う観点での関わりなど多くの学びもありました。これから今回の学び、気付きを活かし臨床の場で患者様・家族の求める看護が提供できるよう頑張りたいです。
福 七海
ポストカードを受け取った時の福さん
今回入賞して本当にびっくりしました!!今回の事例の旦那様も同じ疾患で治療しており、外来受診日に旦那様と娘さんにコピーを渡し、お礼を伝えると凄く喜んでくださいました。私にとって忘れられない思い出になりました。
そして、こんなにたくさんのメッセージをもらえて凄く嬉しかったです。自分の行った看護に対してのメッセージ集、大切にします。ありがとうございました。
有村 美保
ポストカードを受け取った時の有村さん
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
~~~谷山病院の皆さま~~~
メッセージありがとうございます。
新人さんから3年目の皆さまのお一人おひとりのメッセージを読ませていただきました。皆様が「自分の看護」を振り返る機会となり、そして自分自身が目指す「看護」への思いを書きしるしていただき、皆様に私の「大切にしている看護」を伝えられ大変うれしく思います。この厳しい時期ではありますが、「看護」していることを誇りに思い、大切にしている看護を語り継いでいけたらと思います。
ありがとうございました。
生見 千鶴
ポストカードを受け取った時の生見さん
「エピソード、書いてみようかな・・」そう思い立った時に真っ先に思いついた看護エピソードでした。選んでいただいたときは、私の看護はまちがってなかったんだな・・・と、嬉しい気持ちと自信をもつ事が出来ました。
感動の「心に届く慈愛の看護」、素敵な「エッセイ集」、心温まる「メッセージカード」。
今から育っていかれる看護師の皆さまに、心に寄り添う事の大切さや看護のすばらしさが、しっかり伝わっていたことが何より嬉しく思いました。ありがとうございました。
内山 三緒
ポストカードを受け取った時の内山さん
皆様からのメッセージ拝見させて頂き本当に励みになり改めて身が引き締まる思いです。
忙しい中業務に追われ、皆様が想う看護、寄り添う看護ができないもどかしさがあるのではないかと感じました。
急性期から慢性期まで様々な場所で活躍されている皆様がその時々で行える看護は様々だと思います。皆様ができる範囲でもきっと患者様はあたたかい温もりや安心を感じていると思います。それだけ患者様にとって看護師は支えとなれる存在であると私は考えています。
これからも看護観を高め、多くの患者様の支えとなれる看護師として共に頑張っていきましょう。本当にありがとうございました。
平松 秀明
ポストカードを受け取った時の平松さん
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
~~~徳之島病院の皆さま~~~
残暑も厳しい中、皆様元気におすごしでしょうか。先日は心温まるメッセージを頂きましてありがとうございます。何気ない日常の中にふっと舞い込んできた幸せなひと時、それは見知らぬ紳士が運んできました。
でも、その発送元は慈愛会で働く皆様の真心でした。皆様の日々の善意が、一職員の私と父のもとに幸せな時間を送り届けて下さいました。そのことがとても嬉しくてこの感動を皆様にもお伝えしたくて筆をとりました。
幸せなひと時をありがとうございました。医療に従事すると、日々色々なストレスや葛藤を抱えてしまい心が折れることもあります。
しかし、慈愛の精神は患者様やご家族、地域の方々にも充分伝わっています。そして時々自分達にも幸せのお裾分が舞い込んできます。これからも共に慈愛の精神で精進していきましょう。皆様にも幸せな時間が届きますように!
芳田 真由美
ポストカードを受け取った時の芳田さん
皆様の心温まるお言葉を頂き、ありがとうございます。
徳之島病院に入職して38年間、ただただ懸命に走ってきたような気がします。患者さんひとりひとりの顔を思い浮かべ、どう支援すればこの方の力になれるのか、と日々考えながら・・・。
皆様が看護を続ける中で患者様との信頼関係を築き、個々に合った展開ができる事を願っています。お体に気をつけて頑張ってください。
明村 としえ
ポストカードを受け取った時の明村さん
[心に届く慈愛の看護」の物語を繋ぐ
~~~愛と結の街の皆さま~~~
エピソードを読み、たくさん感じ取って頂き嬉しく思います。
私たちの仕事は時には成果が分かりずらく、がんばればがんばる程、むなしくなることもあるかもしれません。
しかしながら、皆さんにしかできないケア、寄り添いがきっとあります。私も皆さんからもらった言葉を大切にしていきます。
ありがとうございます。
石原 南
ポストカードを受け取った時の石原さん
メッセージを下さった方へ
暖かいメッセージをありがとうございました。皆様のメッセージを見てご利用者に対してのキラキラした想いが伝わってきました。そして、私もあの頃を思い出させていただきました。本当にありがとうございます。
病院・部署によってご利用者と寄り添える時間や室はそれぞれ形が違うと思いますが、ただただゆっくり時間を共にすることが寄り添うというわけではなく、1分でも10秒でもその方に深く関われるかどうかだと感じています。
言葉では簡単ですが実際行動するとなると大変かもしれませんが、皆様のそのキラキラした想いを忘れることなく頑張ってください。私も自分のケアに自信がなくなってしまいどうしようもない時にあのお手紙が届きました。皆様にもこれからいっぱい素敵な出会いがありますように。
福満 貴幸
ポストカードを受け取った時の福満さん
お忙しい中素敵なポストカードと手書きでのメッセージカードを頂きまして、ありがとうございました。
日々、業務に追われる中で常に笑顔でいることは、感情のコントロールも必要な為簡単なことではありません。しかし、認知症を抱え不安の中で生活をされているご利用者様は、安心できる居場所を求め、声をかけて欲しい、私を見て欲しいと訴える目で見ています。笑顔で言葉掛けやタッチングを行うことで安心した表情がみられると、私自身、自然な笑顔になれます。
皆様からのメッセージを受けて改めてそう感じることが出来ました。
川元 真由美
ポストカードを受け取った時の川元さん
令和4年1月14日から3月3日までの期間に法人内の職員から募集した「心に届く慈愛の物語」の選考会が、令和4年4月8日に開催されました。
令和2年度より看護職員を対象として始めた「心に届く慈愛の看護」を語る会ですが、令和4年度より「心に届く慈愛の物語」を紡ぐ会とし、慈愛会全職員を対象に「心に届く慈愛の物語」を募集致しました。
慈愛会職員それぞれの「心に届く慈愛の物語」はどれも素晴らしく、慈愛に溢れ心を打つ内容でした。応募総数51編の甲乙つけがたい物語の中から13編を選出致しました。
5月14日の「心に届く慈愛の物語」を紡ぐ会において入選作品13編の中から最優秀作品1編、優秀作品2編の発表を行います。
慈愛会マインドここにあり!5月14日の発表を楽しみにお待ちください。
「余命二か月を告知された患者との関わり」
谷山病院 田中 聖将
「行動・心理症状を整える看護~人的環境として感情記憶に働きかける関わり~」
谷山病院 池澤 真代
「桜の咲く季節」
いづろ今村病院 平石 敬美
「日記」
奄美病院 松下 理絵
「コロナと戦う美しき戦士たち ―コロナ鬼は外、福は内―」
谷山病院 宮崎 須美子
「ワンピースで初心を思い出す」
愛と結の街 徳田 めぐみ
「今できることを大切に」
愛と結の街 中村 真由美
「私を助けてくれたAさんの言葉」
愛と結の街 加納 美紀
「笑顔をありがとう」
愛と結の街 宮田 強
「生きたい気持ちに寄り添うことの大切さ」
今村総合病院 林 真香
「看取りの看護」
今村総合病院 吉森 みゆき
「患者を家族と思い寄り添う看護」
今村総合病院 野元 海輝
「忘れられない出来事」
愛と結の街 川﨑 友義
令和4年5月14日(土)に第3回心に届く慈愛の物語を紡ぐ会を開催いたしました。
今年度は会場をかごしま県民交流センターの県民ホールとし、十分なソーシャルディスタンスをとり、しっかりと感染対策を行い、161名の方に会場に足を運んでいただく事が出来ました。また、今回はリモートでの参加も可能となり、選考委員長の三角みづ紀先生、今村英仁理事長をはじめ約60名がリモートで参加し、併せて約220名の参加となりました。
主催の教育開発センターの木佐貫統括看護部長の開会挨拶に続き、今村理事長は東京からリモートで挨拶をされました。
その後入選作品13作品の朗読があり、参加者は作者の生の声に耳を傾け、真剣に聞き入っていました。
入賞者13名の朗読に続き選考委員長の三角みづ紀先生よりリモートで総評をいただき、最優秀賞、優秀賞の発表がありました。三角先生からは「作者は患者さんやご利用者さんの心を開ける力がある方々でありその態度こそが慈愛の姿だと思います」とのお言葉を頂きました。
選考委員の老人保健施設愛と結の街 野村秀洋施設長は「皆さん心から患者さん、ご利用者さんに溶け込もうと努力している姿が目に浮かびました。ありがとうございます。」と感想を述べられました。
最後の講評で今村理事長は「現場において皆さん一人ひとりがしっかりと患者さん、ご利用者さん、ご家族の気持ちを考えてサービスを届けてくれているからこそ、この慈愛会が今続いていけているのだと改めて感じています。」と感謝を述べられ、「引き続き諦めずに一歩一歩前に進んで欲しいと思います」と慈愛会職員へむけてエールを送りました。
第2部ではキャリア開発ラダーレベルⅤのスタッフによる「心に届く慈愛の看護実践報告」を発表してもらい、支援者の副看護部長が発表者へメッセージを送りました。
最後に木佐貫統括看護部長からの閉会の挨拶で第3回心に届く慈愛の物語を紡ぐ会は無事に終了いたしました。
令和2年度から始まった企画ですが、第3回は一堂に会して開催することができ、「医療の原点は、慈愛にあり」という理念のもとに一体感を高めることができました。今後も知恵と工夫をこらして、心に届く慈愛の物語を紡ぎ続けていきたいと思います。
第3回心に届く慈愛の看護を語る会⇒R4 プログラム
開会の挨拶
統括看護部長 木佐貫 涼子
慈愛会理事長 今村 英仁
入選作品 朗読
選考結果発表 総評
「今できることを大切に」
グループホーム愛と結の街 介護福祉士 中村 真由美 さん
桜の咲く季節
いづろ今村病院 看護師 平石 敬美さん
ワンピースで初心を思い出す
デイサービスセンターあしたの風 徳田 めぐみさん
表 彰 式
選考委員代表挨拶
老人保健施設愛と結の街施設長 野村 秀洋先生
看護師キャリア開発ラダーレベルⅤ 実践報告
第3回以降の「慈愛の物語を紡ぐ会」開催報告は、慈愛会「教育開発センター」のページで連載いたします。 こちらからご覧ください。
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