2015年12月17日に起工式を開催し、着工してからの進捗状況をお知らせしてまいります。
6月1日オープンする今村総合病院が、鹿児島県内の病院で初めて導入する高精度放射線治療装置「トモセラピー」の設置状況について、病院幹部が視察しました。
機器納入の担当者が、他県の症例などをタブレット端末で示しながら「連続する回転照射によって複雑な症例に対応できる」「放射線を当てたい部分と避けたい部分を、より高い精度で選択できる」などと、トモセラピーの特長を紹介。実際の機器操作や、治療室周辺の設備について、担当する診療放射線技師が詳しく説明しました。
放射線を厳重に管理するため、治療室の壁の一部はコンクリートとコンクリートの間に鋼板(鉄の板)を設置し、入口の建具には鉛の板を使用するなど、特殊な構造となっています。
トモセラピーは、今村総合病院の強みの一つとして、がん治療に力を発揮していくことが期待されます。
稼働中の今村病院分院(写真左側)と、増築中の新病棟を合わせて、6月1日から新名称「今村総合病院」となります。空撮画像を見ると、病院規模の拡大がよく把握できます。新病棟屋上の手前(西側)、正方形に一段高くなった部分が、新設されるヘリポートです。
6月1日の運用開始に向けて工事が着々と進む新病棟で、公益財団法人慈愛会・今村病院分院の幹部らの視察が行われました。
外来受付などのカウンター類が順次設置されています。木目を生かした受付カウンターの奥には落ち着いた色合いのボーダーデザイン。慈愛会の80年を超える歴史を地層になぞらえたデザイン、だそうです。
1,2階を東西に貫く広い通路は、「木漏れ日ストリート」の愛称が付けられます。木漏れ日ストリートは、天井も床面も木目調。外来フロアは自然をイメージした色合いで温かみのある空間をつくります。
3階の手術室は、6室とも内装がほぼ仕上がっています。視察メンバーは、エレベーターから各手術室への患者さんの搬送経路、病院スタッフの動線など、入念にチェックしていました。
画像診断エリアでは機器類の一部搬入・設置作業が進んでいます。会議室やカンファレンスルームでは、実際の使用場面をイメージしながら、視察一行と設計・施工の担当者が細部を打ち合わせました。
6階屋外の植栽部分はウッドデッキが設置され、緑に親しめるエリアとなっています。建設現場敷地の仮囲いは、西側を除いて撤去され、新病棟を1階から8階まで見られるようになりました。
6月1日の開院に先立ち、新病院プロジェクト事務局では「今村総合病院」の内覧会開催に向けて検討を進めています。
地域の医療機関の方々、ご利用者、住民の皆さまに、新しい設備や機能をどのようにご紹介するか、今後詳細を計画します。3月7日は案内ルートの実踏調査があり、所要時間の計測や入退出の誘導方法などを協議しました。
内覧会の日程につきましては、決まり次第、慈愛会ホームページや慈愛会公式Facebookページでお知らせ致します。
新病棟屋上のヘリポートへ。これからさらに工事が進みます。8階建て新病棟の屋上は見晴らし上々です。
6階には窓越しに植栽が見えるエリアがあります。この日は土入れの作業が進んでいました。どのようなガーデニングが施されるか、楽しみです。
手術室(写真左)や化学療法室(写真右)もご案内する計画です。
MRIなどの画像診断、核医学、放射線治療の各エリアで、さまざまな機器類のご紹介も検討しています。
鹿児島市鴨池新町で建設が大詰めを迎えている「今村総合病院」の新病棟。現場の空撮写真を2カット、紹介します。
外部足場はほとんど撤去され、新病棟の外観が大方見えるようになりました。
6月以降は、現在の今村病院分院の本館、南棟、東棟と新病棟を合わせて、床面積が大幅にアップし、外来受付のスペースをはじめ広くゆったりとした院内環境となります。
全49件中 5件を表示(1ページあたり5を表示)