2015年12月17日に起工式を開催し、着工してからの進捗状況をお知らせしてまいります。
建設中の新棟各フロアでは現在、間仕切りの設置が進んでいます。通路と各室の位置感覚が、少しずつ把握できる状態となってきました。スタッフスペースの床材等、内装の詳細な検討作業も進行中です。
12月13日に今村病院分院臨床検査部の医師・スタッフが現場を視察しました。2階の検査部門のエリアに入り、設計図面と照合しながら、心電図室、超音波室などの広さ、動線等を確認しました。
新病院建設現場の情報パネル「けんせつ小町掲示板」からトピックを一つご紹介します。
空撮写真に写っているように、新病院建設現場では2基の大型クレーンが活躍中です。地上から上階までジブ(クレーンの腕部分)が伸びる、移動式の「90tクローラークレーン」と、クレーン装置自体が屋上にある「タワークレーン」。いずれも、専門の国家資格を持つオペレーターが操作します。「けんせつ小町掲示板」の中で今、クレーン車にスポットを当てた「工事現場の乗り物たち」のパネルが展示されています。普段なかなか見聞きすることのない、クレーン車についての豆知識。「運転台には冷暖房・トイレが設置されています」という、タワークレーンならではの装備内容が目を引きました。
90tクローラークレーン タワークレーン
夕暮れに現場を見上げると、外壁沿いに上下する黄色い回転灯の光に気が付きます。工事従事者が上階との行き来や、資材運搬に使用する昇降機の明かりです。新病棟に設置するエレベーターとは別に、建設現場専用の鉄製ラック型昇降機が現場で活躍しています。
慈愛会幹部らの視察が11月15日に実施され、一行は昇降機で6階へ上がり、順次階下まで施工状況を確認しました。
6階東側病棟。手前から右奥に伸びる窪み部分がスタッフステーション、廊下を挟み病室が並びます。
6階の病室。各部屋の廊下側に腰高窓を取り付けることが分かります。(H28.8.25掲載 「『みまもり』というコンセプト」をご参照ください)
2階外来フロアに並ぶ診察室。
現本館から新病棟に向かう4階部分の渡り廊下。
安全スローガンなど掲げた現場内の朝礼看板に、あいうえお作文を見つけました。
じ 「自分の良さ」と
あ 「相手の良さ」を引き出し造ろう!
い 医療の方舟
慈愛会に掛けた、素敵なキャッチフレーズ。〝医療の方舟〟の完成が楽しみです。
現場と歩道を隔てる仮囲いに「けんせつ小町掲示板」が設置されました。新病院建設に従事する女性たちが結成した「チームすもも」の紹介や、「かがやく女性の笑顔で建築現場に未来を!」のチームスローガンなどを掲示しています。「建設業でも女性が活躍していることに興味をもってもらいたい」という〝すもも〟メンバーたち。型枠作業員と事務の各2名、現場施工管理、鉄骨工事品質管理、空調工事事務、クレーンオペレーター、総勢8名の皆さんが、今後掲示板を通して活動をアピールしていきます。
新病院建設に携わる方々に感謝の気持ちを込めて、10月31日に「職工さん達との交流のつどい」を開催しました。約160名の工事関係者の皆さんと、慈愛会・今村病院分院の幹部・スタッフが「皆さん一緒にがんばりましょう!!」の掛け声のもと乾杯し、和やかに談笑しました。
参加者代表で挨拶に立った「職長会」会長の竹ノ内善文さんは「引き続き無事故無災害で、全職人力を合わせて、新病院を丁寧に仕上げていきたい」と力強い抱負。今村病院分院の帆北修一副院長が「医療の世界にも通じることですが、安心安全が何より大切。完成までどうか安全第一に頑張ってほしい。職員一同、感謝の念を忘れずに、これからできる病棟を大切に使わせて頂きたい」と述べ、威勢のよい手締めで会を終えました。
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