キャリア開発推進委員を対象とした多職種合同研修を7月12日(火)開催、4施設から29名(13職種)が参加しました。
最初に『職員能力開発プログラムとキャリア支援について』講義を聴講、その後グループワークを行い、職員能力開発プログラムについて考えていることや今後の目標と計画について意見を交換しました。「能力開発プログラムを周知し、楽しく進められる工夫をしていく。目的は積極的な人材育成であることを知れた」、「職種が異なっても、同じこと(ラダーシステムの浸透が十分でないなど)に悩んでいたり、全く違う問題が提起されたりなど、新たな発見があった」との意見がありました。
次に『コーチング、ラダーレベルⅣ申請者への支援』では、コーチングの基礎的知識と基本スキルについて講義受講とDVD視聴、その後、ラダーレベルⅣ申請者への支援方法についてグループワークを行いました。講義を熱心に聴講する姿がみられ、「職員をまずは理解することが重要。関心を持ち、日頃の頑張りを承認し、思いを傾聴し、考えを共有し、人材育成に努めたい」「相手に合った指導方法を考えて提案していく。コーチングの3つのスキルを使えるように努めていきたい」等の学びを得ていました。
研修全体でも「職員能力開発プログラム、キャリア開発ラダーに対する考え方を改めて見直すことができた。人材育成を行うにあたってのコーチングの方法を学び、グループワークにて具体的な支援方法を議論できたことは、今後の職員への支援に活かすことができると思う」、「能力開発プログラムを実践するために、人材育成にはコーチングのスキルが必須。スタッフそれぞれの長所、強み(性格)をよく把握し、コミュニケーションをとり考えを知る。スタッフに興味を持った上で支援することがまずは必要だと感じた」との意見があり、研修目標を達成することができたのではないかと考えています。
今回初めてのキャリア開発推進委員を対象とした研修開催、半日という短い時間ではありましたが、参加された皆さまには学んだことを活かし今後も人材育成に務めてほしいと考えます。
【聴講の様子】
【グループワーク】
【閉講の挨拶】
昨年7月以降に初めて昇任した副主任、副看護師長を対象に多職種合同での開催で、慈愛会内8施設、17職種による総勢42名の対象者が参加した。新任役職者として初めての研修であり、普段顔を合わせることがない42名が集合し、緊張感漂う中での始まりとなった。
理事長による「管理者に求められるもの」の講演では皆、熱心に聴講する姿がみられ、後に「リーダーシップはスキル」という理事長の言葉が印象に残ったという言葉が聞かれた。「管理とは」「管理者に求められる資質・管理者に必要な能力」、「人材育成」、「人事考課」、「チャレンジプラン」、「自院の財務状況の把握」の講義では自分自身の役職者として必要な能力や資質について見直すきっかけになり、立ち位置による自分の役割を十分に果たし、慈愛会ファンを増やすためにはどう行動するべきかと考えられていた。また3C(チャンス、チャレンジ、チェンジ)を意識し、役職者として業務に取り組んでいくことや上司の管理のビジョンを咀嚼して理解すること、言われたことをそのまま受け取るのではなく、話の背景や状況を捉えて行動に移していけるように考える習慣をつけていきたいと早速、明日からの行動を思わせる言葉も聞かれた。
先輩管理者の語りでは現在、管理者として活躍している先輩の生の声を発信して頂いた。身近な先輩管理者としての語りということで受講生の注目度が一気に高まり、集中して真剣に耳を傾けていた。受講生は語りを聞き、謙虚さや学ぶ姿勢を大切に日々の業務に努めていくことやスタッフが相談しやすい雰囲気作りを心掛けていきたいと感じ、まわりと比べて落ち込むこともあるが今、自分ができることに自信を持って、コツコツと努力をしていくことに共感を得ていた。
後半のグループワーク「昇任して思うこと~慈愛会役職者として取り組んでいきたいこと~」では活発な意見交換が行われた。職種は異なるが昇任した責任感や不安、悩みはみんなが持っており自分だけではないと感じた方が多数を占めた。役職者1年目としての思いを共有し安心感が得られ、前向きな気持ちになっている。
初めての多職種合同研修、且つ、半日という短い研修であったが新任役職者同士の交流が深められ、有意義な研修となり、研修の目的は達成したと考える。
【開会の挨拶】
【講演】 「管理者に求められるもの」
【講義】
【先輩の語り】
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