公益財団法人慈愛会は2024年4月1日、第75期入職式を開催しました。
この日入職したのは、新卒94人(今村総合病院67、いづろ今村病院13、谷山病院8、奄美病院3、徳之島病院1、介護老人保健施設愛と結の街1、慈愛会在宅支援部 笹貫訪問看護ステーション愛の街1)と既卒者22人の計116人。各配属先で式に臨み、今村英仁理事長が法人事業本部(鹿児島市鴨池新町)からオンラインで式辞を述べました。
<今村理事長式辞>
「4年間のコロナ禍で、医療界は大きく変化しました。人材不足に直面し、特に今年はどの医療機関も職員確保が困難といわれる中、今日入職する116人の皆さんに慈愛会を選んでいただいたことを、とても有難く思います。
慈愛会は今年90周年を迎えます。90年前、私の祖父今村源一郎が、看護師見倣いと祖母の3人で始めた産婦人科医院が、今は2,000人を超える組織となりました。皆さんの先輩方が、目の前の患者さんとご利用者のニーズをくみ取り、さまざまなサービスを考え、取り組みを広げて、今の慈愛会をつくり上げてきました。
先輩たちが大切に受け継いできた『慈愛会マインド』、これは『あすなろの精神』と『亀の一歩』という2つの言葉を指しますが、私も次の世代へ、この慈愛会マインドを大事に伝えていきたい。そして、当法人の理念『全職員の物心両面の幸せを追求する』を達成するため努力し続けなくては、と思っています。
医療情勢はかつてなく厳しい状況ではありますが、それぞれの事業所で、患者さんやご利用者に『慈愛会にお世話になってよかった』と思って頂けるのが一番です。皆さん一緒に頑張りましょう」
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式辞に続いて、慈愛会 納光弘会長、帆北修一理事長補佐 兼 今村総合病院名誉院長もお祝いの言葉を述べました。
辞令交付は各事業所で行われ、116人が慈愛会スタッフとしての第一歩を踏み出しました。
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慈愛会で長年語り継がれてきた「慈愛会マインド」が、今年も式辞で紹介されました。
*あすなろの精神
周りに優れた医療機関がたくさんある中で、自分たちもそのような高いレベルに近づきたいという向上心、今日より明日は少しでも近づいていけるようにひたむきに頑張る姿勢、それが「あすなろの精神」。
*亀の一歩
困難にぶつかって決してあきらめず、必ずやり遂げる、必ずできるようになる、という信念をもって一歩一歩前進すること、それが「亀の一歩」。
試練や困難にくじけることなく、常に前向きに、という先人たちの想いをこれからも大切に受け継ぎ、鹿児島県の医療・保健・介護・福祉・教育の各分野で貢献できるよう、新入職員含め全職員一同、地道に努力を積み重ねてまいります。
2024年度も、慈愛会各病院施設へのご愛顧を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人慈愛会