慈愛会は、1934(昭和9)年5月5日、医師と看護師2人だけで運営する4床の小さな診療所からスタートし、現在は多くの職種が運営する5病院、5診療所、1介護老人保健施設、1看護師養成所、19併設事業所、全1,567床の組織へと成長を遂げました。
創設者である 今村源一郎 初代理事長が唱えた「医療の原点は慈愛にあり」「患者さんを肉親と思う」という信念は長年にわたり継承され、今に繋がります。慈愛会の職員はこの信念を大切にしつつ、探求心を持ちながら医療の質向上に努めてきました。
職員それぞれが専門職としての誇りを持ち、互いに情報共有し、さらに慈愛の心を抱き続け、これからの慈愛会を発展させる一つの機会になることを願って、慈愛会学会が2020(令和2)年に発足しました。
学術集会および学術誌において、研究や取り組みの成果を発表し合い、多職種協働の文化醸成と医療の質向上を図り、次世代の更なる成長へ繋げていくことを目指します。
第3回慈愛会学会学術集会(2023年7月1日(土)開催)における優秀発表者を決定しました。
口演発表から最優秀賞1名、優秀賞3名、奨励賞5名、ポスター発表から最優秀賞1名、優秀賞5名、奨励賞4名、特別賞1名が選出されました。
また、フローレンス・ナイチンゲール記章受賞を記念して、今村節子賞が新設されました。
今村節子賞には、素晴らしい口演発表とこれまでのMETチームの活躍が評価され、今村総合病院 看護師 平川あゆみさんが選出されました。
表彰式を7月24日(月)、かごしまオハナビル3階大会議室で執り行いました。
受賞者14名(会場10名/リモート4名)が出席し、今村英仁理事長より表彰状と褒賞金が授与されました。
受賞者の皆さま、誠におめでとうございます。
引き続き第4回慈愛会学会学術集会を令和6年度に開催予定です。
法人内から多くの演題登録があることを期待いたします。
第2回慈愛会学会学術集会<2022年7月9日(土)開催>における優秀発表者を決定しました。
口演発表から最優秀賞1名、優秀賞4名、ポスター発表から最優秀賞1名、優秀賞4名、特別賞として口演発表の1名が選出されました。
また、今村英仁理事長より「今回の発表だけで終わらせるのではなく、継続して取り組み、次回その成果を発表できるよう奨励したい」とご助言いただき、今年度より奨励賞として7名が選出され、合わせて18名の皆さまが受賞されました。
表彰式を8月1日(月)、かごしまオハナビル3階大会議室で執り行いました。受賞者16名(会場9名/リモート7名)が出席し、今村英仁理事長より表彰状と褒賞金が授与されました。
受賞者の皆さま、誠におめでとうございます。
引き続き第3回慈愛会学会学術集会を令和5年度に開催予定です。
法人内から多くの演題登録があることを期待いたします。
✧優秀発表者✧
〘口演発表の部〙
最優秀賞 | 今村総合病院 | 医師 | 中野 伸亮 |
優秀賞 | 今村総合病院 | 理学療法士 | 松元 龍 |
優秀賞 | 鹿児島中央看護専門学校 | 事務員 | 飯田 珠美 |
優秀賞 | 今村総合病院 | 看護師 | 西森 識 |
優秀賞 | 奄美病院 | 精神保健福祉士 | 吉村 あゆみ |
〘ポスター発表の部〙
最優秀賞 | いづろ今村病院 | 臨床検査技師 | 臼田 歩実 |
優秀賞 | いづろ今村病院 | 事務員 | 楠原 憲一郎 |
優秀賞 | 今村総合病院 | 看護師 | 松山 郁子 |
優秀賞 | 奄美病院 | 管理栄養士 | 和田 裕美 |
優秀賞 | 谷山病院 | 作業療法士 | 東泊 由紀 |
〘特別賞〙
口演発表 | 徳之島病院 | 看護師 | 白山 洋美 |
〘奨励賞〙
口演発表 | いづろ今村病院 | 薬剤師 | 東屋敷 史織 |
口演発表 | 今村総合病院 | 事務員 | 登 美奈子 |
ポスター発表 | いづろ今村病院 | 診療放射線技師 | 脇田 慎一 |
ポスター発表 | 谷山病院 | 看護師 | 早水 裕子 |
ポスター発表 | 徳之島病院 | 管理栄養士 | 清水 崇 |
ポスター発表 | 住宅型有料老人ホームあいゆいの家 | 介護福祉士 | 中馬 健一 |
ポスター発表 | 法人事業本部教育開発センター | 看護師 | 池田 貴美子 |
- 理事長挨拶 -
- 受賞者の様子 -
- 表彰状授与 -
- 受賞者代表挨拶 -
- リモート参加も含めた受賞者全員で記念撮影 -
- 第2回慈愛会学会学術集会大会長の宇都宮先生へ感謝の気持ちを込めて花束を贈呈いたしました -
過去から学び 飛躍する慈愛会 をテーマに、
公益財団法人慈愛会は2022年7月9日(土)、「第2回慈愛会学会学術集会」を鹿児島県市町村自治会館で開催しました。
感染防止に十分な対策を講じて開催し、本会場と法人内5病院、各リモート会場で合わせて480人ほどが参加しました。
今村英仁理事長の挨拶に続き、大会長の宇都宮 與 今村総合病院名誉院長兼臨床研究センター長が「慈愛会における血液内科~歴史と現在・未来~」と題して大会長講演を行いました。
【大会長講演】
昭和51年に今村病院(現 いづろ今村病院)で始まった慈愛会の血液内科診療。
今村病院分院(現 今村総合病院)でも昭和59年の開院と同時に血液内科を開設しました。
平成4年、鹿児島県に多い成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)の治療として、今村病院分院が県内の民間病院で初めて骨髄移植を行ったこと、
その後造血幹細胞移植、臍帯血移植にも積極的に取り組み、現在新たな免疫療法の導入を模索していること、等
法人発展の一翼を担ってきた血液内科の歴史をたどりました。
【パネルディスカッション】
テーマは「COVID-19 ~私たちの経験とwithコロナ・新興感染症に備えた未来への展望~」。
今村総合病院感染症内科の有馬丈洋医師、吉森みゆき感染管理認定看護師がコーディネーターを務めました。
パネリストの医師、看護師、看護教員が、それぞれの立場で経験した新型コロナウイルス感染症対応における苦慮、表出した課題、今後重要視すべきこと等を述べ合いました。
【研究発表】
今回は73演題(口演24、ポスター発表49)の応募がありました。
多職種がそれぞれの専門領域において業務の質改善に勤しみ、課題解決に努めた経緯、研究で得られた成果・知見、考察を発表しました。
ポスター会場では、感染対策として対面での質疑応答を取りやめ、事務局による質問受付→後日回答の対応とし、入場時間指定(30人ずつの入れ替え制)としましたが、来場した皆さんは発表内容一つひとつに熱心に見入っていました。
慈愛会学会運営委員会が当日の審査結果を集計し、後日、口演・ポスターそれぞれの優秀発表を表彰します。
2021年7月開催の第1回慈愛会学会学術集会を機に、このたび学会誌として「かごしま慈愛会ジャーナル」を発刊しました。
本誌では、第1回慈愛会学会学術集会で優秀演題に選ばれた10編の論文と、“新型コロナ禍における病院経営” “災害トリアージ演習の看護教育”など、直近の話題を含めた多職種からの専門性の高い投稿2編を採択し、全12編の論文を掲載しました。
慈愛会グループ各施設の業務は、急性期医療、専門医療をはじめ精神科医療、在宅医療、介護老人保健、看護教育と多岐にわたります。
その幅広い領域における取り組みを広く知って頂く情報源の一つとして、かごしま慈愛会ジャーナルを今後も毎年刊行し、当ウェブサイトにて公開致します。
ご高覧のほど宜しくお願い申し上げます。
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