慈愛会は、1934(昭和9)年5月5日、医師と看護師2人だけで運営する4床の小さな診療所からスタートし、現在は多くの職種が運営する5病院、5診療所、1介護老人保健施設、1看護師養成所、19併設事業所、全1,567床の組織へと成長を遂げました。
創設者である 今村源一郎 初代理事長が唱えた「医療の原点は慈愛にあり」「患者さんを肉親と思う」という信念は長年にわたり継承され、今に繋がります。慈愛会の職員はこの信念を大切にしつつ、探求心を持ちながら医療の質向上に努めてきました。
職員それぞれが専門職としての誇りを持ち、互いに情報共有し、さらに慈愛の心を抱き続け、これからの慈愛会を発展させる一つの機会になることを願って、慈愛会学会が2020(令和2)年に発足しました。
学術集会および学術誌において、研究や取り組みの成果を発表し合い、多職種協働の文化醸成と医療の質向上を図り、次世代の更なる成長へ繋げていくことを目指します。
2021年7月開催の第1回慈愛会学会学術集会を機に、このたび学会誌として「かごしま慈愛会ジャーナル」を発刊しました。
本誌では、第1回慈愛会学会学術集会で優秀演題に選ばれた10編の論文と、“新型コロナ禍における病院経営” “災害トリアージ演習の看護教育”など、直近の話題を含めた多職種からの専門性の高い投稿2編を採択し、全12編の論文を掲載しました。
慈愛会グループ各施設の業務は、急性期医療、専門医療をはじめ精神科医療、在宅医療、介護老人保健、看護教育と多岐にわたります。
その幅広い領域における取り組みを広く知って頂く情報源の一つとして、かごしま慈愛会ジャーナルを今後も毎年刊行し、当ウェブサイトにて公開致します。
ご高覧のほど宜しくお願い申し上げます。
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