またまたぼやっきーです
今回は10/17より、あかちゃんへの清潔の方法としてとりいれたドライテクニックについてご紹介します
ドライテクニックとは、赤ちゃんの胎脂をできるだけ残すために、出生後は血液だけを拭き取り沐浴をしない方法になります。胎脂とは、出生時にあかちゃんが体にまとわせている白い脂のことで、皮膚の表面についている油膜のバリアです。この胎脂にはあかちゃんの体温を保ち、皮膚表面からの雑菌の侵入を防ぐという大切な役割があります。また、母子の絆を深める匂いでもあるといわれていますこの胎脂を温存して皮膚を潤す方法がドライテクニックです
アメリカでは1970年代から小児科学会がドライテクニックを勧告していましたが、日本では古くから産湯という習慣がありなかなか受容されませんでしたしかし近年、出生後すぐ沐浴することのデメリット(低体温、低血糖、呼吸不全、肺出血など)が指摘されるようになり、ドライテクニックを導入する病院も増えてきました
まとめると・・・
ドライテクニックのメリット
① 体温の保持
② 沐浴による体力消耗の予防
③ 大幅な体重減少の抑制
④ 黄疸の減少
⑤ 乾燥などの皮膚トラブルの減少
が、あげられています
貴重な羊水のかおりがするあかちゃんとの時間を楽しんで下さいね
当院でのあかちゃんのスケジュール 出生直後:出血は拭き取ります 1日目:気になる血液汚れがあれば拭き取り、服を着替えます。 2日目:1日目と同様。臍のクリップを外します。 3日目:初めてのお風呂です。同時にお母さんに沐浴指導を行います。 |